世界の中心で、愛をさけぶ (ネタばれはありません)

SondenKoken2004-05-16

とうとう見てしまった。

川崎で字幕付きで公開しているのは昨日と今日だけだった。誰かと見に行きたかったが、捕まる友達がいなかったので、結局一人で観に行った。

一人で観に行ってある意味正解やった。

冒頭、病室で肩を寄り添いながら窓外の台風を眺めて行くシーンから始まってるんだが、イキナリ涙がでた。まだ早いって心の中でツッコむも、出てくる。出てくる。原作本読まなきゃよかったw

大人になった朔太郎のシーンから始まって行くが青年時代のシーンでは正直言ってあまり感動しない。原作から変化をつけたかっただろうが、どうも蛇足部分が多かった。律子の役も必要だったか疑問。

それを差し引いても高校時代のシーンはジ〜ンとくる。一つ一つのシーンが胸にささる。森山未來くんや中澤まさみちゃんの初々しく甘酸っぱい高校生を演じていて、そのひとつひとつの動きが涙を誘うのである。ただ悲しいから泣いているのではなく、憧憬に近いと言ってもいいのだろうか。過ぎ去った思い出、懐かしい思い出、そんな雰囲気に涙を誘われたのだろうか。この時点でこの映画は名作やなと実感しました。
物語後半、アキが白血病になってからはもう涙、涙のオンパレード。泣かずにはいられませんでした。河野君のエピソードもいい味出しています。スローモーションの使い方が絶妙だった。もうこれ以上は何も望みませんでした。それだけでこの映画は満足でした。

平井堅の主題歌もものすごくいい。とても感動的でした。

DVD、日本語字幕もついていたら買おうと思います。