急にテクノを集めたレビューサイト作りたくなった

僕は大の音楽好きだけど、もうここ5年ほどJ−POPはまともに聴いていない。
どれもこれも似たり寄ったりで新鮮味が感じられなくややマンネリに陥っている。大抵のJ−POPは必ずといっていいほど歌詞がついているけど、歌詞がなきゃ音と音の間にひそむ感情を表現できないのかと思ってしまう。同じ理由で洋楽のPOPS/ROCKも聴かなくなった。
こういった経緯で歳を重ねるたび、だんだんテクノへ傾向していっているけど、なかなか今の日本ではテクノは未だに「マイナーなもの」、「クラブハウスで聴くもの」といった捉え方になりがちだと思う。
ここ数年、いろんなテクノを聴いてきたが、やはりテクノほど音楽表現の幅広いものはないと確信した。

テクノって電子音楽だろ。コンピューター(シンセサイザー)に演奏させてるから、音楽を演っている感じがしないという向きもあるだろう。


しかし、それは本当だろうか。


原始のテクノが登場してからもう約60年もの歳月が流れている。その音楽展開はもう誰にも把握出来ないほど飛躍的に拡大していった。ジャンルも無数と言っていい程細分化されてきた。僕が「100年後に遺したい音楽」を選ぶとしたら、そのほとんどはテクノになっているだろう。テクノの多彩な表現の数々をより多くの人に伝えるべく、近々テクノに特化したレビューサイトを設けたいと思う。

次のエントリーにはその準備号として次の一枚を紹介したい。


この日記の左にもある、「世界で最も綺麗な名盤たち」のトップを飾っている、
"SHPONGLE / TALES OF THE INEXPRESSIBLE"をお送りする。