Switzerland -2nd DAY-

清々しい土曜日の朝 -My fresh morning on Sat.

6時半ぐらいに起床。スッキリ起きれた。
時差ボケの症状はなかった。よく考えると、昨日寝た12時は日本時間だと朝7時。そして今は昼13時だ。夜型がすっかり定着してしまってる自分には全然無理のない生活リズムだったのであった。夜型人間改め、ヨーロッパ対応型人間ってコトなんでしょうか。もう、オレここに住もうかなあ…。
着替えと準備をすませ、朝食をとったあと、チェックアウト。
受付のスキンヘッドの兄ちゃんから「Thank you very much ^_^」とかわいい顔文字つきの筆談メッセージを頂く。この兄ちゃん、お茶目だ。笑顔で「Danke Schon」と言い去った。
さて、これから旅をするに手に引きずっている大きなスーツケースがうっとおしいわけだが、これには駅にあるライゼゲペックというスイス特有の宅配システムを活用。
ライゼゲペックとはスイスの完璧な鉄道網を利用した配送システムで、受け取る駅を指定してやれば当日で届く素晴らしいものなのだ。煩わしい大きな荷物はライゼゲペックで今日の宿泊地であるGrindelwaldに送り、バック一つだけで身軽に動き回ることが出来るのだ。ただ、遠いところだと当日で届かない事もあるので要注意だそうで。

いざ、出発! -Zurich〜Luzern


荷物を送ったあとは、両替を済ませ、Luzern行きのZurich HB 52番ホームへ乗り込む。
早朝のせいかLuzern行きの客は少なくガラ空きだった。レンガ作りの街並から離れると、やがてトンネルに入る。そこを抜けると風景は次第に牧歌的になっていき、緑豊かな田舎の風景が飛び込んできた。ここにきてやっと待ち望んだスイスらしい風景が見えた。

草原や草花、牧場の牛たちの群れがのんびり歩いている姿には超感動!!
緑豊かで、見ていて心が洗われるようだった。
Luzernにはあっという間についた。実際は1時間なのだが風景に見とれていくうちにもう着いてしまったようだった。

傷ついたライオンの眠る街、ルツェルン -Lowendenkmal, Luzern


Luzernへ降りるとすぐルツェルン湖が望める。ここでフェリーがあるのだが乗らずに湖沿いに歩き、ライオン像や氷河公園を目指す。
時折、街に出てくる看板に注目してみる。
「platz」という単語はplaza=広場かなと漠然と考えて歩いた。
後でドイツ語辞書見てみたら、やっぱりその通りだった。ドイツ語、案外わかりやすそうやの。lowenplatz(ライオン広場)を過ぎると、gletschergarten(氷河公園)の入り口に辿り着く。入り口を越えるとすぐ岩壁くり抜いた傷ついて倒れているライオン像が目に映った。
この像はlowendenkmal(ライオン慰霊碑)と呼ばれ、フランス革命の最中、ルイ16世一家を守るため派遣されたスイス衛兵786人が全滅したのを受けて、この慰霊碑が作られたそうだ。傷ついたライオンはもとより、折れた槍、壊れた十字盾が痛々しくも荘厳だった。
泉と赤い花がなおいっそう美しいロケーションに仕立て上がっていた。
ぼくが着いた頃はまだ早い時間帯だったのが誰もいなかった。ガイドブックには一番のルツェルン一番の見所と紹介されていたので、いささか拍子抜けしたが。そのほうが写真とるのに都合良かった。独り占めのロケーションなんてめったにないしね。

2000万年前の神秘、氷河公園 -Gletschergarten, Luzern

ライオン慰霊碑の側に上に登る階段がある。
何かあるのかと思って登ってみると、テーマパークの入り口だった。ここがGletschergarten(氷河公園)である。中身はいわゆる博物館。博物館と聞いて、これは入らねばならんなと思い、入場することにした。料金10SFr。もう残り150SFrしか無いのに、ここでこんなに払うのか。間違って引き落としたと思われた6万円。あながち間違いでもなかったようだ。おかげで余裕もって入れたぜ、やれやれ。

ここにはなんと日本語ガイドブックも置いてあった。簡単な英語は読めても少々専門的になるとお手上げなのでこれは助かった。この氷河公園は名前が示す通り、2000万年前、このルツェルンにあった氷河跡がそのままそっくり残されている。植物や貝などの化石も埋め込まれていた。
入り口にはいるとすぐ巨大な氷河跡が望める。(3日目に登場するユングフラウのと比べると大したことはないのだがw)氷河が作った巨大な穴もあった。その穴は単純にぽっかりと丸く開いているのではなく、複雑な形状をしている。巨人の足が埋もれているように見えた。

これらが終わると次はミュージアムになっていた。
ミュージアムの中はクールなデザインで2000万年前の氷河時代から現在のルツェルンまでの歴史の流れを紹介していた。ミュージアムグラフィックデザインを手がける自分としては勉強になるものが多かった。ここでも後学のために写真を撮りまくる。
ミュージアムを抜けると鏡のアトラクションが面白かったので少し遊んで、そのあとは展望台に登りルツェルンの街並みを一望。こうして眺めているとヨーロッパの街並みって風情があっていいな。絵になれる。
博物館をあとにすると、ライオン慰霊碑の前には人だかりが集まっていた。閑静としていた1時間前とはえらい変わりようである。早めに来ていてよかったのう。

スイス最古の木造橋、カペル橋 -Kapell brucke

ルツェルンの街をぶらぶら散策する。
途中スーパーの中に入ってみた。その時、異様なものを発見した。
○ナルドダック?
これは我々の知っているアレだろうか。他にもダンボらしき不気味な表情をした象さんもあった。こんなことして、ディ○ニーよく訴えられないのだろうか。

ムーゼック城壁なるものを目指して歩くが、それらしきものは見当たらない。
一度城壁の下をくぐったが見張り塔まで辿り着けなかった。このまま進むと迷いそうだったので、諦めて引き返し、坂を下る。
下ると川が流れていて、川沿いに長い長い市場が連なっていた。人混みもすごい。活気あふれた市場だ。市場の終点辺りにようやくルツェルンのシンボルであるカペル橋に到着。

入口の傍でジャズバンドが演奏していた。結構腕がよかったので聴き入りたかったが、時間が押していたので素通り。カペル橋を渡る。橋はやっぱ最古といわれているあたり、所々にヒビが入っていた。そして黒いマジックでここに来た記念を表すラクガキが所々にあった。



中央は側に部屋が出来ていて、そこがお土産やさんだった。
精巧に作られている木造人形に目を奪われる。欲しい衝動に駆られたが、値が100SFr以上もするので諦めた。カペル橋を渡り終えて、サンドイッチを買ってルツェルン駅のバスターミナルで軽く昼食しながら、本日のメインイベントであるゴールデンパス・パノラマ特急の出発を待つ。

限りなく広がる風景、ゴールデンパス -Golden Pass Panoramic


いよいよ待ちに待ったゴールデンパスに乗車。
この特急電車は窓が普通よりも大きい。天井まで届いている。車内のインテリアもオシャレだ。新幹線のグリーン席よりも上等だ。風景がよく見える。写真を撮っても窓のフレームが映ることを気にせず撮れるのが嬉しい。ただ、はめっぱなしの窓なので開ける事が出来ず、写真を撮るとき反射するのが痛いところ。
電車が動き出すと、僕の胸は期待で高まってきた。なにしろ、予約でとったこの席は、地元なら誰でも知ってる眺めのよい進行方向右側の席なのだから。
少しずつ、もう見慣れた都市の風景から変化する。はやくも右手にすばらしい湖、勇壮な山脈が見える。それを過ぎると目に入ってくるのはハイジの世界。絶え間なく変わりゆく風景。湖、村、峠…。あまりにも素晴らしすぎて、感動と興奮が絶えない。同じ2時間の旅でも東京→名古屋とは大違いすぎる。風光明媚とはまさにこのような事をいうのだな。
狂ったように写真を撮りまくった。僕の稚拙な文で語るのはなんなので、ここにたくさん撮ってきた写真を貼り付けておこう。








なんというか、天国にでも行っているみたいです。
言葉に出来ないような美しさ、天に昇るような気分にさせてくれる風景です。
こういう土地に住んでいるスイスの人々たちをうらやましく思うと同時に、
美しい土地を毎年毎年守っている農家の人々を尊敬せずにいられませんでした。

山と湖と彩どる花と青い空、インターラーケン -Interlaken


2時間の素敵な旅の終点はインターラーケン。美しい風景に魅せられた僕は降りるのがもったいなく感じた。一番最後に列車を降りる。ホーム下の連絡通路を通り抜け駅に出ると、ブリエンツ湖の遊覧船が停泊していた。
これより今回の旅のメインの地、ベルナーオーバーラントに足を踏み入れることになった。




地図の左下に見えるのはブリエンツ湖。さっきまでゴールデンパスで通って来たところだ。ちなみ最後の写真2枚はブリエンツ湖を車窓から撮ったものである。
これから片方の湖、トゥーン湖の遊覧船に乗ってクルージングの予定だったが、タイミング悪く船着場に着いたときは船が出た後だった。次の時間まで1時間半。
そんなに待つのか…_| ̄|○
しかたないインターラーケンの街をぶらりと歩き回る。ほとんど住宅街で見所があまりない…。駅前の百貨店でひやかしにいくもショッピングに来たわけではないのでヒマになった。ちょっと時間がもったいないなと思い、山上へ登ろうと決意する。トゥーン湖クルージングは帰りの日に回す事にした。

登山列車でまったりする。 -Interlaken 〜 Wengen

Interlaken Ostインターラーケン・オスト駅でラウターブルンネン行きの電車を待ちながら地図を眺めていると、突然女の子に声かけられる。何が頼みごとがあるようだが聞き取れなかったが、日本語である事はわかった。どうやら地図が見たいらしい。地図を見せると彼女は頭を捻りながら考え込んでしまった。
ちょっと話すと、どうやら行き先は同じようだ。電車が来たので、とりあえず乗車する事を促す。そんな流れで思いもかけず、イキナリ僕の旅にお供がついてしまった。こういう事態になるとは思ってもみなかった。ず〜っと一人旅のつもりだったので…。
これはアレでしょうか。
ドラクエ風にいうなら、
「おんなのこがなかまになった」(チャララ〜ラ〜ン♪)
冗談はともかく、日本語できる話し相手が出来たのはよかった。まだ英語力なんて乏しいもの。現地の人たちとは深い会話が出来るはずもない。登山列車はすぐ出発して。ゆっくりと勾配を登る。
見たところ、彼女は一人旅のようだ。大きいバックパックを抱えてる。聞いたところ2週間でフランス〜スイス〜イタリアを旅するとの事。2週間で1人で!?? 帰国後、友人から「お前、行動力あるな!」と言われたが、彼女の方が全然逞しいよ。しかも、女の子で一人旅っすよ。スケールの違いにただ圧倒された。
彼女の目的は、やはり『トップ・オブ・ヨーロッパ』。ぼくも明日登ろうと思っていた所だ。そして、一晩泊まって、朝一番に登ろうとしているらしく、宿を探しにクライネ・シャイデックまで行きたいとのこと。え、クライネ・シャイデックっていったら…
いきなり、トップ・オブ・ヨーロッパの麓かよ。
うちも出発前、始めはここで宿をとろうと思った。しかし、ガイドブックによるとここは村ではなく、駅とホテルしかないのでやめて、そこから左に下りたところにあるグリンデルワルトを選択したのだ。おまけに重要なのが天気。出発前にチェックすると、ずっと曇り続きで、雷雨のある日もあった。
そのことを彼女に告げると、不安そうな顔をしたが、空は今晴れているとツッコまれる。スイスの天気予報、全然あてになんないなあ。
登り続けいているうちにダイナミックな雪山の風景が姿を現す。もうすごいと言いようしかない。目に優しい色使いなのにスケールがデカくて圧倒感がある。そのロケーションの中で僕らの乗っている列車は谷間をくぐり抜け登って行っている。300メートル級の滝を背後に抱える村、ラウターブルンネンに着くと、乗り換えてウェンゲンまで登る。

ユングフラウに最も近い村、ウェンゲン -Wengen


スイスを旅するとき旅行者にとって便利なのがスイスパス。これがあればスイス全土の列車・バス・フェリーなどがフリーパスのように乗車できる。しかし、一部地域の登山電車やゴンドラなどには乗車できないのである。そのかわり25〜50%割引になっている。ここベルナー・オーバーラント地方ではウェンゲンからが有料だった。この地方では登山列車も含めて使える『ユングフラウパス』があるのだが、140SFrと高額。登山列車の料金はどこも高いので購入しようか迷っていたところもあり、後で検討したかったので、一緒に来た女の子とは別れて、ウェンゲンで降りる事にした。


ウェンゲンは日本でいうなら軽井沢って感じの村だ。ここまでくると気温は結構下がっていて涼しい風が吹いていた。う〜ん、空気がおいしい!中央広場にシャレー風ホテルがいくつも集まっており、かなりオシャレな景観だ。ちょっと歩くとテニスなども出来るところもあるほか、チェスも遊べたりする。チェスといってもただ盤上でやるチェスではない。広場にデカデカと盤が置かれているんだな。もちろん駒も巨大だ。日本にこういう発想はないなあと思って撮ってしまった。

しばらくすると、下りの列車がやってきてラウターブルンネンまで下った。

滝の流れる村、ラウターブルンネン -Lauter brunnen

ユングフラウの懐にありながら300メートルもある深い谷に覆われた村。村の背後には勇壮な滝が流れている。上から降りてくる登山列車に乗って眺めると、その光景がはっきりと分かる。
時計を見ると17時過ぎていたが、グリンデルワルトに行くにはまだ時間があるから駅を降りて、滝を近くまで見に行くことにした。この滝は落差約300メートルもあるという。ほぼ東京タワー1本分だ。20分かけて歩いて見たが滝の根元までには辿り着けなかった。今日は晴れていて比較的水量が少なかったのか細めだった。ガイドによると、あまりにも崖が高いため岩壁に当たったり、風に舞い上げられたりして滝壺に届くのは少ないのだそうだ。


右を歩いていると、いろいろなものにお目にかかる。左の写真はスイスの昔からある伝統的な家で壁がウロコに覆われている。といっても魚のウロコというわけではなくて。木片を魚のウロコの形にくり抜いて、何千、何万ものウロコを壁に貼り付けている。山の中だというのに魚のウロコというデザインがどうして発想出来たんだろうと考えると、結構面白い建築ではある。右の写真は霊園。赤い花が可愛らしくランドマークのよう。

二道に分かれる分岐点、ツヴァイリュキーネン -Tweilutschinen


滝を十分に堪能した後は駅までに戻り、いよいよ今日と明日の滞在地であるグリンテルワルトへ向う。ラウターブルンネンから分岐点ツヴァイリュキーネンへ下り、グリンデルワルト行きの列車を30分も待った。登りの接続はいいのだが、下りとなるとちと難ありのようだ。ここで降りた客は僕も含めて5人ぐらい。まあ、こんなところに降りる客なんていないか。待ってる間、今まで撮った写真を眺めたり、いろいろ風景写真撮ったりしてみた。帰国してから数えたが、この時点で170枚も撮っていた。おばばば。これだけ多く撮っていたので選りすぐれたphotoを提供出来るわけである。
そして30分後、やっと列車が来た。

谷間の村を車窓から眺める -Tweilutschinen - Grindelwald

すでに疲労は溜まっていた。しかし、その疲労を癒してくれるほど風景は美しい。ここでも写真を撮りたかったが、電池の残量がヤバいことになっているので泣く泣く温存させた。
右手奥にはメンリッヒェンのなだらかな山が望め、左手にはシーニゲ・プラッテ、ブスアルプの勾配の急な山が望める。この山はまるで巨大な壁のようだ。そしてこの巨大な壁を越えるとゴールデンパスから望めたブリエンツ湖がある。二つの巨大な山の間をくぐり抜けるように列車は登っている。傍にはアルプスの雪解け水が作った川が流れている。
所々に広々とした庭付きの家が点在し、裕福な暮らしぶりが伺えた。
思わず、「もう、おら引退してスイスの片田舎で余生を暮らすべ。」と定年退職間際のサラリーマンみたいなことを考えてしまった。そもそもこの旅の目的って、ある意味『現実逃避』なんだよな(笑
日記をつけ始めてから3ヶ月間。ほんとにイロイロありましたとさ(T-T
 ココでは書けないので悪しからずですが…。それだけに今、ここにいる事がどんなに幸せなことか。お父さん、お母さん、まだ旅の途中ですが、ここに来てホントによかったよ。

イカーたちの拠点、グリンデルワルト -Grindelwald


やっと着いた、今日の旅の終点地。ホームに下りると、4ヶ国語のお出迎えの看板があった。日本語もあって少しビックリ。スイスで日本語見るとは思いもしなかった。
ライゼゲペッグでチューリヒから送ったスーツケースを受け取り、グリンデルワルトの街並みへ歩き出した。駅を越えると、いきなり名峰アイガーが目にとびこんできた。さすが聞きしにまさる勇壮さ。これがアイガーか。アイガーの頂上付近は雲に覆われていた。その覆われざまに『天空の城ラピュタ』を思わず連想してしまった。構図似てるよね?
それにしても観光客が多い多い。日本人も結構よく見かけ(韓国人だったかもしれないが)、ツアー客もいた。
おみやげ物屋やレストランの並ぶメインストリートをしばらく歩くと、ホテルに到着。早速チェックインした。イキナリ「SORRY!」って言われる。何事かと思ったら、2日滞在の予定しているが、部屋は今日と明日では変えなければいけないらしい。ちょっとめんどくさいが了解した。通された部屋はなんとツインルームだった。しかもベランダからアイガーが正面に向って望める絶好の場所!あれ、僕はシングルで予約したはずだぞ。つまりはそういうことか。シングルが一杯になって、空いてたツインにランク上げてくれたんだな。(もちろん、料金はそのまま)

うわ、すごいラッキーじゃん。「SORRY!」って謝ってもらうところがこっちから「THANK YOU!」って言いたいぐらいだよ。ツインルームなので部屋も広々としてる。広すぎて気持ちいい。ベランダに出てみる。アイガーの巨大な北壁がこれでもかと言わんばかりに迫ってくる。すごい迫力だ。アイガーの標高は3,970mと富士山(3,776m)よりも高い。下の写真の右下あたりに赤い点が見える。これは家だ。この家の小ささがアイガーの巨大さを物語っているだろう。しばらくベランタで過ごしていると、右からオープニングクラウドが差してきた。雲間からこもれる光がスポットライトのように村を照らす。結構、神秘的でシャッター切ってしまいました。photoでは結構ウマく撮れてますと思うが、光の当て加減が難しく何回も撮り直しました。この写真も実は上手く再現出来てない。実際はもっと神々しい雰囲気でした。

しばらくくつろいだあと、散歩がてらにインターネットカフェを探した。
スポーツセンター内にそれはあり、降りてくる途中で子供たちがアイスホッケーをしていた。辺りをウロウロしながら探して、階下のゲーセンにあることをつきとめた。
ゲーセンの店番の人はボブという名前が似合いそうな、笑顔を絶やさない明るい人だった。物価の高いスイスのこと、料金はやはり15分5SFrと高めだった。早速、親や友人たちにメールを送る。ここでDesign 11th BBSにも書き込んだ。30分の時間を有効に使うべく、いつもより早打ちでメールを送ったのだが送れなかった友達もいた。ゴメンね。

アイガー落雷 -Eiger is Striked by lightning


カフェを出ると夜21時をまわり、日は暮れかけていた。否、暮れたのではない。雲が多くなっていた。アイガーだけでなく辺りに見える山々はスッポリと低い雲に覆われる。なんだかのどかな村が一瞬にしてホラー映画の舞台になったようだ。少しずつ、雨が降り出してきた。天気が崩れそうなのでホテルに戻る。戻ると、雨は土砂降りに。
しばらくテレビを見てくつろぐと、空が一瞬フラッシュする。数秒を遅れて轟く雷鳴。
イナズマキタ━(゜∀゜)━!!
アイガーに次々と落雷していっています。
部屋がアイガーに面しているので、そのビジュアルは圧巻!まるでロードオブザリングのワンシーンのよう。たまりません。ベランダに備え付けていたイスに座って、しばらく我を忘れて眺めていました。ちゃっかり、ムービー撮影もしてます。その成果が右のphotoだったりします。
しかし、明日はあそこに登る予定なのである。出発直前確認した、『旅行期間中、曇り』の天気予報が頭によぎり、不安になった。
そろそろ、腹が空いてきたので階下にあるレストランバーで食事することに。
注文した料理はメモも写真もとらなかったので、今となっては忘れてしまったが(笑)、アルコール度数40%のリキュールをストレートで飲んだのは印象に残った。ウォッカよりも強いんじゃないというくらいキツかった。しかしスゴく料理に合っていて、食がすすんでgood!! 計30SFrもしたが、もうお金の事は気にしないことにしたw

レストランバーを後にして部屋に戻るとき、ふと変わった公衆トイレが目に付く。ドアに面白い人形が取り付けられていた。どこかで見たなとは思うが、これってハイジなんでしょうか。男子トイレは明らかにピーターっぽいw
『行為』が素直に表現されていて笑えた。
部屋に戻ると40%リキュールの効果か、かなりの睡魔に襲われた。シャワーを忘れてしまって、深い眠りにつく。