#001 Robert Miles / DREAMLAND


今回、紹介するのはロバート・マイルズの名を知らしめる事になった一枚、「DREAMLAND」です。あまりにも有名すぎるので、紹介するのは気が引けるのですが、まあ知らない人の為にって事でw

多くのサイトで語られている通り、彼は子供の頃からピアノを始めたあたり、もともとクラシック畑出身と言えます。そして、なんと13歳からハウスDJとして活動を始めています。クラシックの要素をテクノに持ち込んだ第一人者ともいえますね。

僕も彼のこと調べるにあたり初めて知ったのですが、このアルバムが生まれた経緯は戦火により荒廃したユーゴスラビア撮られた写真からの影響だそうです。荒廃した街に佇む子供たち…そんな情景を思い浮かべるとこのアルバムの美しさがより際立ちます。

タイトルをクリックすると視聴出来ます。M1,M2,M6はなんとPVです。M3,M4,M5はamazonから視聴が出来ます。


1曲目からロバート・マイルズの代表曲、「チルドレン」です。
日本のメディアのいろんな所で流れていた超有名曲。

ピアノのイントロから静かに幕明けて、切ない旋律と共にブレイクが入りだして一気に盛り上がります。リズムはわりと分かりやすくシンプルです。曲とタイトルが妙に合っていて、まるで子供の頃の甘い思い出が蘇ってきそうです。

大人になればなるほど、何故か切なく感じる1曲。


タイトルの意味は「神話」。
「チルドレン」と同じ様式を受け継ぐ曲です。
PVがちょっとシュールで面白い。このアルバムは全体的にピアノが入っていてどの曲も似たようなものが多いですが、旋律はどれも美しく心を奪われる事が多いでしょう。

M3.Fantasya
M4.Landscape
M5.In My Dreams


似たような曲が続くのでこの辺は割愛。決して悪い曲なんかではなく、旋律はとても美しいのですがコメントがしづらいのでw
すみません、僕のボキャブラリー不足です。


唄モノがメインのナンバー。わりと女の子らしい曲。明るくハッピーなイメージです。

PVで歌っている人は別にロバート・マイルズではありません(笑)
実力も歌唱力もある歌手を招き入れて歌わせています。
欧米ではよくあるスタイルです。
このスタイルをとっている有名な歌手と言えば"天使の歌声"ことジャン・ジョンストンですね。すごく唄のウマいトランスがあって誰が歌っているんだろうと思ったらジャン・ジョンストンだったってのがしょっちゅうあります。

M7.Princess Of Light


リズミカルなパーカッションと軽やかな旋律のピアノが気持ちよく、聴いてるだけで身体が自然に動きますw

M8.Fable (Dream Version)


M2のリミックス版。よりまどろみがかかったような感じになっています。

M9.In the Dawn


どの曲もピアノの絡み方が上手い。これも例外ではなく、空気と同化するような、なにかに溶け込まれるような気分にさせてくれます。

M10.Children (Original Version)


M1のオリジナル版との事だが、僕はM1のほうが好きかな。この世界ではリミックスがオリジナルを越えるってのはよくある事なんです。日本ならバリエーションものを作る感覚でリミックスしていきますが、彼らはオリジナルをフィーチャーしながらも違った視点、解釈の曲を作るっていう感覚なので。

M11.Red Zone


今までよりパーカッションが激しいナンバー。結構ダンスチューン向き。
なんか、控えめなレビューになっちゃいましたが、枕元に置いておきたい一枚であることは間違いなしです。疲れたときに聞くと癒されます。Childrenの美しさに惚れたら23 AMもオススメです。


ジャンル:

POP TRANCE

キーワード:

ピアノ、ドリーム、綺麗な、神秘的な

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